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第47話 最初の評議会

last update publish date: 2026-09-23 21:43:24

最初の発言権は、現場代表に与えること。

 王妃エレオノーラの最後の条項に、そう書かれていた。

 それは一見、小さな一文だった。

 けれど王宮で会議を開く者ほど、その一文の重さが分かる。

 王宮の会議では、たいてい上から話が始まる。

 国王。

 王族。

 大臣。

 法務官。

 財務官。

 貴族代表。

 そして最後に、現場の者。

 支援を受ける側、実際に薬草を育てる者、孤児院の寝台を動かす者、救貧院で粥を配る者たちは、いつも結論が固まりかけた頃に呼ばれる。

 意見を聞くためではない。

 決定を伝えるために。

 礼を言わせるために。

 感謝の言葉で会議をきれいに終わらせるために。

 王妃は、それを嫌っていたのだろう。

 だから、最初の発言権を現場代表に与えよ、と書いた
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